東京急行電鉄は21日、池上線戸越銀座駅のリニューアル工事を始めると発表した。多摩地域で産出した木材を使い、ホームの屋根、駅舎の内外装などをリニューアルする。
戸越銀座駅のリニューアル工事は、同社の「いい街 いい電車 プロジェクト」の一環として実施。木造駅舎の雰囲気を保つ形でリニューアルを行うこととし、建材には東京の多摩地域で産出した「多摩産材」を使う。同木材を使い、ホーム屋根、トイレをリニューアルするほか、駅舎の内外装の改修にも使用。同社では、今回の工事を「木になるリニューアル」とし、2015年9月に着手する。完成予定は、2016年夏ごろ。
「木になるリニューアル」は、今年度の「東京都森林・林業再生基盤づくり交付金事業」の補助により実施。都内の鉄道施設としては、同事業初の適用事例となる。