JR東海は3日(木)、東海道新幹線の駅コンコース等の改良計画を発表した。
新大阪駅は現在、新幹線27番線ホーム等の増設や駅北側(阪急の新ビル側)からの歩行者動線の新設工事を進めている。
このたび駅コンコースのきっぷ売り場や改札口等の改良、エスカレータの増設についての改良計画がまとまった。
改札口については、場所が離れている「中央入口」(入場専用)と「中央出口」(出場専用)を、それぞれで入出場の両方が可能なように変更し、旅客サービスの向上を図る。それに伴い、名称も「中央口」と「南口」に変更する。また在来線との乗換口も、精算所を移動するなど、利用者の乗り継ぎがより円滑になるよう改札口を改良する。
改札内のエスカレーターは、20番線から26番線のエスカレーターを、11基から17基に増設する。
工事費は約130億円。工期は、今年度から2013年度までの6年間で、きっぷ売り場と改札口については、27番線の開業に合わせ2012年度末に使用を開始する予定。
今回の計画が完成すると、東海道新幹線全駅のリニューアルが完了することになる。