JR西日本は16日、2017年春に導入予定の豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の車両デザインを発表した。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」は、客室車が6両、食堂車とラウンジカーが各1両、展望スペース付き先頭車が2両の10両編成。デザインコンセプトは「ノスタルジック・モダン」とし、車両外観は緑色を基調に、内装はアールデコ調とする。先頭車では、展望デッキとそれを囲む5本のラインによる流線形をデザイン。運転席は、往年のボンネット型車両をイメージした配置にする。客室は全体で、「シングル」2室、「ツイン」12室、ユニバーサル対応の「ツイン」1室のほか、「スイート」1室を設置。客室内では、共通のデザインとして、中国地方5県の県産材を使ったドア、沿線の伝統工芸品の装飾を用いる。客室内の窓は大型のものにし、列車の左右両側を眺望できるよう配置する。「スイート」は7号車1両を1室として使用。寝室のほかに、バスタブ付きのバスルーム、バルコニー、リビング・ダイニングなどを設ける。このほか、食堂車(6号車)には、オープンキッチンを、ラウンジカー(5号車)には、バーカウンター、ブティックスペース、立札の茶の卓を設ける。
「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の運行開始時期は、2017年春を予定。京阪神と山陰・山陽エリアを周遊する列車として運転する。