JR西日本は17日、ホーム上での「自撮り棒」の使用を、2015年9月19日より全駅で禁止すると発表した。長く伸ばした棒を高く掲げる行為も禁止対象にする。
自撮り棒(セルフィースティック)のホーム上での使用禁止は、周囲の乗客への迷惑防止のほか、列車との接触や、架線接触による感電を防ぐための措置。同社管内の北陸新幹線各駅では、2015年3月の開業時より使用禁止としているが、これを管内全駅に拡大する。同社では、自撮り棒の使用禁止とあわせて、釣り竿、なぎなた、スキー板、弓などの長尺物や、長く伸ばした棒に相当する録音機材などを高く掲げる行為も禁止に。禁止の扱いは、同9月19日(土)より始める。駅や列車内への持ち込み、ホーム以外での使用については禁止とはしない。
同社では、駅構内でのポスター、駅や車内のディスプレイ、駅での放送、ホームページを通して、周知を図るとしている。