JR東日本など、東日本エリアの鉄道事業者37社局は17日、鉄道車内の優先席付近での携帯電話使用について、常時電源オフを改め、混雑時に電源を切る呼びかけにすると発表した。変更日は、2015年10月1日(木)。
優先席付近での携帯電話使用についての案内の変更は、関東・東北を中心とする鉄道事業者37社局が共同で実施。優先席付近では、携帯電話の電源を常時オフとする現行の案内を見直し、「混雑時には携帯電話の電源をお切りください」に改める。変更日は、2015年10月1日(木)。各社局では、共通のポスターを駅、車内に掲示する。また、優先席付近でのステッカーの掲出や、車内放送などでの案内も順次実施。車内での携帯電話の通話はこれまで通り、混雑にかかわらず遠慮するよう呼びかけるとしている。
今回の案内変更は、2013年1月に行われた総務省の「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」の改正や、スマートフォンの普及等、携帯電話の利用形態が変化したことなどを踏まえたもの。関西の鉄道事業者25社局では、同様の案内への変更を2014年7月1日より実施している。