京阪電気鉄道は9月30日、京阪特急として運用している8000系車両の各編成について、6号車を改造し、有料の座席指定車両を導入することを発表した。
座席指定車両は、8両編成の8000系車両のうち、6号車にあたる車両を改造して導入する。車両の仮称は、「京阪特急プレミアムカー」。同編成10本を対象に、6号車はすべてプレミアムカーに設定する。改造費は、約16億円。同社初となる有料の座席指定車両として運用する。座席は、新たに開発するリクライニングシートを使用。座席幅、座席間隔を広げるとともに、2列と1列からなる3列の配置にする。車内設備としては、大型テーブル、電源コンセントを設ける予定。また、同車両専属のアテンダントによる乗客への案内を行う。
プレミアムカーには、特別車両料金を設定。座席の予約、決済は、インターネットの専用サイトでできるようにし、混雑時や途中駅からの乗車でも、着席保証をする。プレミアムカーの導入時期は、2017年を予定。現行の8000系各編成は、今回の改造が完了するまでの間、7両編成で運用する。