JR東海は22日、東海道新幹線用N700A車両を追加投入すると発表した。
追加投入するN700A車両は、20編成。2016年度に1編成を導入後、2019年度にかけ順次投入する。新たに投入する車両には、地震ブレーキの停止距離を短縮する仕組みを設けるほか、走行中の車両の状態を監視する装置や機能を拡充。記録用カメラや電流測定装置のパンタグラフへの設置、台車振動検知システムの改良、ATCの状態監視機能の強化を行う。N700系、N700Aの既存車両、計111編成についても、同様の改良工事を実施。2017年度から2019年度末にかけ、順次行うとしている。
同社では、今回の追加投入と改造工事を約1040億円かけて実施。700系車両は、2019年度末までに置き換え、東海道新幹線の全編成をN700Aタイプにする。これにより、最高時速も285キロに統一する。