JR東海、名古屋鉄道、名古屋市交通局など、東海エリアの鉄道事業者は17日、鉄道車内の優先席付近での携帯電話使用の案内を変更すると発表した。変更日は、2015年12月1日(火)。
優先席付近での携帯電話使用について、案内の変更を今回発表したのは、JR東海、名古屋鉄道、名古屋市交通局、愛知環状鉄道の4社局。優先席付近では、携帯電話の電源を常時オフとする現行の案内を改め、「混雑時には携帯電話の電源をお切りください」に変更する。変更日は、2015年12月1日(火)。各社局では、同日より車内放送で周知するほか、案内用のポスターの掲出、ステッカーの更新などを順次行う。車内での携帯電話の通話はこれまで通り、混雑状況にかかわらず遠慮するよう呼びかけるとしている。
今回の案内変更は、2013年1月に行われた総務省の「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」の改正や、スマートフォンの普及等、携帯電話の利用形態が変化したことなどを踏まえたもの。関西の鉄道事業者25社局では、2014年7月1日に、関東・東北を中心とする鉄道事業者37社局では、今年10月1日に、それぞれ同様の変更を実施している。