JR西日本は18日、山陽新幹線の新神戸駅に、可動式ホーム柵の試作機を設け、試行運用を行うと発表した。
可動式ホーム柵の試作機は、山陽新幹線新神戸駅の下りホームに設置。16両編成の6号車と7号車の間に1機を設ける。柵の延長は約14メートルで、間口部分は5.5メートル。16両と8両の各編成では扉の位置が異なるため、同社ではいずれにも対応できる間口の広い可動式ホーム柵を開発し、同試作機の試行運用を始めることにした。試行運用期間は、2016年3月下旬から同7月末まで。到着から発車までの一連の動作、センサー機能、最適な扉の開閉速度、駅係員や乗務員の取り扱いなどを検証する。
既存のホーム柵は、通過列車の風圧対策として、ホーム端から約2メートル離れた位置に設置。今回の試作機は、ホーム端に近接した位置に取り付ける。試行結果が良好であれば、同駅の既存ホーム柵を新しい可動式ホーム柵に置き換え、その後山陽新幹線の主要駅に設置していくとしている。