多摩都市モノレールは19日、停電時などの非常用電源として使える電力貯蔵装置を導入すると発表した。
導入する電力貯蔵装置は、停電などで電力供給がとまり、駅間に停止したモノレールを最寄り駅まで自力走行させるためのもの。同装置により、駅間に停車したすべての編成を運行させることができる。装置には蓄電池として、リチウムイオン電池を使用する。
非常用のほかに、モノレール車両がブレーキをかけた際に発生する回生電力を貯えるための蓄電池も導入する。貯蔵した電力は、モノレールの加速時にも供給。送電時の電力ロスの抑制にもなり、省エネルギーにつながるとしている。
新たに導入する電力貯蔵装置は、同社の日野変電所に設置。2016年6月をめどに導入する。