JR九州、西日本鉄道、福岡市交通局など、九州エリアの鉄道事業者11社局は24日、鉄道車内の優先席付近での携帯電話使用の案内を変更すると発表した。変更日は、2015年12月1日(火)。
優先席付近での携帯電話使用についての案内の変更は、九州エリアの鉄道事業者11社局が共同で実施。優先席付近では、携帯電話の電源を常時オフとする現行の案内を改め、「混雑時には携帯電話の電源をお切りください」に変更する。変更日は、2015年12月1日(火)。変更を行うのは、JR九州、西日本鉄道、福岡市交通局のほか、熊本市交通局、北九州高速鉄道、筑豊電気鉄道、松浦鉄道、熊本電気鉄道、くま川鉄道、南阿蘇鉄道、肥薩おれんじ鉄道の各社局で、共通のポスターを駅、車内に掲示する。また、優先席付近でのステッカーの掲出や、車内放送などでの案内も順次実施する。車内での携帯電話の通話はこれまで通り、混雑状況にかかわらず控えるよう呼びかけるとしている。
今回の案内変更は、2013年1月に行われた総務省の「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」の改正や、スマートフォンの普及等、携帯電話の利用形態が変化したことなどを踏まえたもの。関西の鉄道事業者25社局では2014年7月1日に、関東・東北を中心とする鉄道事業者37社局では今年10月1日に、それぞれ同様の変更を実施している。同12月1日には、東海エリアの主な鉄道事業者でも案内の変更を行う予定。