大阪市交通局は14日、地下鉄御堂筋線用の30000系リニューアル車両の車内デザイン、設備などを発表した。
御堂筋線用30000系のリニューアル車両は、既存の30000系をベースに、車内空間の快適性向上をテーマに改良するもの。車内デザインを一新し、照明、シートなどの設備も更新する。車内の配色は、白色系を基調とし、床にはイチョウのデザインを入れる。また、一般車両と女性専用車両とを識別しやすくするため、座席の仕切り板の帯色などを異なる配色にする。車内の設備面では、各車両共通で、調光・調色式LEDによる間接照明の導入、車内案内表示器の2画面化のほか、通勤用車両としては初となる、空気浄化装置の配備、新幹線グリーン車と同等のシートを用いたロングシートの導入、同シート下部への足元照明の設置を行う。女性専用車両では、荷棚や吊り手の高さを見直す。
30000系リニューアル車両の導入時期は、2016年秋ごろ。