大手私鉄16社と、JR東日本、JR東海、JR西日本、東京都交通局、大阪市交通局の21社局は、2004年4月から2008年3月の4年間に発生した鉄道係員(駅員・乗務員)に対する暴力行為の件数と傾向を発表した。
発表された集計結果によると、昨年度は1日あたり約2件発生しており、暴力行為は依然として増加傾向にある。暴力行為が発生する傾向は、月単位では飲酒機会の多い12月、曜日単位では週の後半、時間帯では22時以降の深夜時間帯に多い。また加害者の6割が飲酒をしていた。
鉄道係員への暴力のほか、旅客同士のトラブルが多発していることも踏まえ、7月15日(火)から1か月間、日本民営鉄道協会とJR旅客鉄道各社、東京都交通局・大阪市交通局の56社局で、暴力行為防止の啓発ポスターを作製し掲出する。