JRグループの旅客各社は6日、年末年始の利用状況を発表した。一部の列車に運休や遅延が生じたものの、各社ともおおむね前年並みだった。
集計の対象期間は、2015年12月25日~2016年1月5日。ピークは12月30日と1月3日だった。
新幹線では、JR東日本の5つの新幹線が約397万人(前年比約101%)、東海道新幹線が約424万人(同101%)、山陽新幹線が約203万人(同99%)、北陸新幹線(JR西日本)が約34万人、九州新幹線が約40万人(同102%)と、ほぼ全てで前年を上回った。
一方、在来線の特急列車では、JR東日本エリアの主要線区が約95万人(前年比約99%)、JR西日本エリアが約91万人(同97%)、JR九州の主要2線区が約50万人(同97%)、JR四国エリアの主要4線区が約47万人(同98%)、JR北海道の主要4線区が約36万人(同93%)、JR東海エリアが約23万人(同93%)と、ほとんどの線区で前年を下回った。設備不具合などによる運休や遅延で、JR北海道では札幌~岩見沢間の「スーパーカムイ」などが前年比84%となったほか、JR東海では「しらさぎ」が同81%となった。
近距離の普通列車では、首都圏を含むJR東日本エリアで前年比104%、名古屋圏を含むJR東海エリアで同103%、JR西日本の近畿圏で同104%、JR北海道の札幌圏(札幌駅)では同105%だった。