和歌山電鐵は15日、貴志川線の鉄道旅客運賃の変更に関する認可申請を近畿運輸局に行った。
同社の運賃変更は、鉄道事業者、自治体、利用者が応分の負担をすることを前提としたもので、実施時期は2016年4月1日(金)を予定。普通運賃は、3キロまでの初乗り、3キロを超え6キロまでなど、3キロ単位の各区間で20円~30円値上げする。大人片道の運賃は、初乗りが170円から190円に、12キロを超え15キロまでが370円から400円に。定期旅客運賃もあわせて値上げし、1か月の通勤定期を初乗り5760円から6840円に、同通学定期を同3290円から4110円にする。運賃の改定率は、平均14.2パーセント。
同社は、国や和歌山県、沿線2市の支援をふまえた設備投資計画も明らかにした。2016年度から2018年度の計画として、橋りょうの補修、障害物検知装置、CTC(列車集中制御装置)、車両機器の更新などを行うとしている。