近畿日本鉄道、京阪電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道、山陽電気鉄道の5社はこのほど、2016年3月19日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した。
近鉄では、土曜・休日の朝に、近鉄名古屋駅発、大阪難波駅行きのアーバンライナーを1本増発する。また、朝・夜時間帯の名阪特急の停車駅の追加を行うほか、近鉄名古屋駅行き名阪特急の始発駅を大阪難波駅に統一する。特急以外では、朝時間帯に大阪上本町駅行き列車の増発、大阪線、奈良線、鈴鹿線で最終列車の繰り下げなどを実施する。
京阪では、京阪線を対象にダイヤ改正を実施。京橋~七条間ノンストップの快速特急「洛楽」を土曜・休日に定期運転化する。昼間時間帯の特急列車の所要時間を淀屋橋~出町柳間で2~4分短縮するほか、同区間の準急を10分間隔での運転とし、昼間時間帯の列車種別を、特急、準急、普通の3種類にする。
阪急では、神戸線を対象にダイヤ改正を実施。10両編成の通勤特急の神戸方先頭・最後尾車両を女性専用車両に設定する。また、10両編成の通勤急行を8両編成に見直す。神戸本線、伊丹線、今津(北)線、甲陽線で、深夜時間帯の列車増発も行う。
阪神では、近鉄と直通する快速急行を、平日朝と深夜時間帯で、増発または運転区間を延長する。区間特急の運転区間の延長、深夜時間帯の特急、急行の運転区間の延長なども実施。武庫川線では、最終列車の繰り下げを行う。同社の全線でのダイヤ改正は、4年ぶり。
山陽電鉄では、昼間時間帯の直通特急の停車駅の一部通過、朝時間帯の普通の待避駅変更などを行う。