JR東日本は17日、全国新幹線鉄道整備法第16条第1項の規定に基づき、国土交通大臣に新幹線鉄道大規模改修引当金積立計画の申請を行った。
同社が申請した積立計画は、昨年12月、国土交通省がJR東日本とJR西日本に対して、新幹線の大規模改修引当金を新たに課したことに伴うもの。JR東日本は、東北新幹線(東京~盛岡間)および上越新幹線(大宮~新潟間)にて今後必要になる多額の改修費用を、あらかじめ積み立てることが求められた。
同社は、新幹線鉄道大規模改修引当金の積立総額を3600億円、積立期間を2016年4月から2031年3月までの15年間とした。
大規模改修の内容は、橋りょうの支点部改修工事、スラブ板改修工事、トンネルの覆工改修工事、のり面工改修工事など。費用総額は1兆406億円にのぼる。