三陸鉄道は19日、2016年3月末をもって運転を終えるお座敷車両「さんりくしおかぜ」について、引退後の扱いを発表した。同4月に、新潟トランシスに引き渡す。
引退するお座敷車両「さんりくしおかぜ」は、1984年の三陸鉄道開業時にデビューした36-110車両を改造したもの。36-2110に改番したうえで、2002年からお座敷車両として運転していたが、2016年3月31日(木)をもって営業運転を終える。同社には、さんりくしおかぜの引退後の動向について、多くの問い合わせがあったため、今回その扱いを発表。鉄道車両の製造、保守などを行う新潟トランシスに同4月に引き渡すことを明らかにした。保存や展示の方法などは、未定という。
さんりくしおかぜは、2016年3月29日からの3日間など、イベント列車として運転し、営業運転を終了。同車両の引退後は後継として、2014年4月に投入された新型お座敷車両「さんりくはまかぜ」が、イベント列車などの役割を担うことになる。