JR西日本は24日、全国新幹線鉄道整備法第16条第1項の規定に基づき、国土交通大臣に対して、新幹線鉄道大規模改修引当金積立計画の申請を行った。
同社が申請した積立計画は、昨年12月、国土交通省がJR西日本とJR東日本に対し、新幹線の大規模改修引当金の積み立てを課したことに伴うもの。JR西日本は、山陽新幹線(新大阪~博多間)について見込まれる改修費用の一部を、工事に先立ち、あらかじめ積み立てておくよう求められた。
同社は、引当金の積立総額を500億円、積立期間を2016年4月から2028年3月までの12年間とした。大規模改修の内容は、橋りょうの支承部改修工事、断面修復工事、トンネルの覆工改修工事、のり面工改修工事など。費用総額は1557億円となる。