京福電気鉄道は4月1日、嵐山本線、北野線の定期旅客運賃を改定する。
同社の定期旅客運賃の改定は、2016年4月1日(金)発売分より実施する。1か月の通勤定期は1キロ程4910円を5080円に、同通学定期は同3240円を3360円にするなど、全区間、全期間で値上げする。一方、嵐山本線、北野線の全線で有効な「全線パス」については据え置きとし、2016年4月以降も、1か月の通勤用は7800円、同通学用は5400円で発売する。同社は、老朽化設備の更新やバリアフリー対応の拡充を引き続き行うなど、安定した事業運営のために実施するとしている。
嵐山本線、北野線の定期旅客運賃の改定は、1997年以来。同社ではこれまで、認可上限運賃から約3~4パーセント引き下げて同運賃を設定していた。