鉄道コム

三菱重工、シンガポールで新交通システム増強工事

2016年3月4日(金)19時10分

チャンギ国際空港 APMシステム
チャンギ国際空港 APMシステム

三菱重工業は3日、三菱商事と共同で、シンガポールのチャンギ国際空港で運行している新交通システムの輸送力増強工事を受注したと発表した。ゴムタイヤ式全自動無人運転車両(APM:Automated People Mover)の新車両納入を中心に設備増強を行う。工事完了は2019年の予定。

チャンギ空港のAPMシステムは、3か所ある空港ターミナル間を結ぶ約6.4キロの路線。2007年に完成した。同空港は東南アジア有数のハブ空港で、乗降客数が年々増加している。2018年には空港ターミナルに隣接する大型商業施設が完成する予定で、さらなる乗降客数の増加が予想されるため、APMシステムの輸送力増強が急務となっていた。完成以来の運行実績や、アフターサービス対応などが評価され、今回の受注に至った。

受注内容は、新車両の納入と、信号設備や運転制御システムの改良、増設など。三菱重工業は、システム全体の改良設計、新車両の設計、製造、納入のほか、機器供給、据付工事などを担当する。

三菱重工業は、今後も、新規路線だけでなく既存路線の改造・輸送力増強工事を含め、さらなる受注拡大に向け積極的な営業活動を展開していくとしている。

2016年3月4日(金)19時10分更新
 

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 伊予鉄道7000系営業運転開始[2025年2月]
  • 京成3200形営業運転開始[2025年冬]

鉄道コムおすすめ情報

画像

高崎・盛岡に新型気動車

ハイブリッド気動車「HB-E300系」2025年度下期デビュー。八高線や釜石線などに投入。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

4000系が「機関車風」塗装に

「西武秩父線開通55周年記念車両」11日運転開始。4000系をE851形を模した塗装に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、高倍率ズーム・広角レンズ編です。

画像

京都鉄博に381系

12月12日~17日に特別展示。16日までは、一部で「スーパーくろしお」色ラッピングも実施。

画像

11月の鉄道イベント一覧

数百件の情報を掲載中。鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。