日立製作所は9日、グループ会社のアンサルドSTSが、スコットランドのグラスゴー地下鉄向け信号システムを受注したと発表した。
アンサルドSTSと、Stadler Bussnang AGのコンソーシアムは、グラスゴー地下鉄の事業運営者であるStrathclyde Partnership for Transportから、地下鉄システム向け車両や無線信号システム(CBTC)、10年間の保守などを含むリニューアルプログラムを約2億320万ポンドで受注した。アンサルドSTSの受注金額は約2億320万ポンドのうち、約1億430万ポンド。
グラスゴー地下鉄は、15の駅で構成される全長約10.5キロの路線で、世界でも古い地下鉄。今回のリニューアルプログラムでは、68両(17編成)の車両製造と、自動運転を支援する各種システム、およびそれらの保守を提供する。アンサルドSTSは、CBTCと車両の通信設備、中央制御室、ホーム・ドアなどを一括で納入するとともに、メンテナンスサービスや、自動運転を支援するシステム・インテグレーションの提供を担当する。