JR西日本は9日、線路内に鹿などが侵入したことを知らせる「鹿検知通報装置」を山陰本線に導入すると発表した。
鹿検知通報装置は、列車と動物が衝突するなど、獣害を防ぐために設置するもの。同装置は、センサー、アンテナ、回転灯などで構成され、線路内に鹿などが侵入すると、線路付近に設けたセンサーが検知し、離れた場所に設けた回転灯を点灯させる。列車の乗務員が回転灯の点灯を視認した場合、あらかじめ設定した区間で速度を落とし、鹿などとの衝突を回避する。
同装置は、山陰本線の一部区間に設置。福知山~上川口間、和田山~養父間に設ける。同社では、2016年3月16日(水)以降、準備ができ次第、使用を開始するとしている。