東京都交通局は17日、都電荒川線に7700形車両を導入すると発表した。既存の7000形車両を改修したうえで、形式名を7700形にする。
導入する7700形車両は、既存の7000形車両のうち8両を改修して投入。7000形車両の車体のほか、冷暖房装置、放送装置などの一部の装置類を再利用するほか、台車、モーター、車内設備等を更新する。台車は、新型車両8900形と同じ新型の台車を採用。VVVF制御装置も採り入れる。車内設備では、2画面液晶ディスプレイ、縦手すり、大型袖仕切りを設置。乗車口の幅の拡張、車内照明のLED化も行う。車体デザインもリニューアルし、外観は全盛期の都電のイメージにあわせ、クラシックモダン調の配色にする。カラーバリエーションは3種類とし、緑色2両、えんじ色と青色各3両を導入。2016年5月に緑色2両の運転を始め、えんじ色、青色の順に2016年度末までに導入する。
7000形車両は、1955年に導入。同局は、老朽化した同形式の更新にあたり、8両については廃車とせず、改修を行ったうえで、形式名を7700形に変えることにした。