JRグループの旅客各社、大手私鉄各社など34社局は3月31日、鉄道車内に持ち込むことができる手回り品について、ルールを一部で変更すると発表した。
手回り品のルール変更は、可燃性の液体、固体、高圧ガスが主な対象。現行では、容器を含む重量が3キロ以内であれば持ち込みができるガソリン、灯油などの可燃性液体を、変更後は量にかかわらず、車内への持ち込みを禁止とする。可燃性液体を含む物品のうち、酒類、化粧品類、医薬品などの日用品で、一般的な販売がされているものについては、持ち込み可能な量を見直し、2リットル以内、または容器を含む重量で2キロ以内にする。そのほか、これまで規定のなかった高圧ガスを使ったスプレー類やカセットガスについては、2リットル、または容器を含め2キロ以内という量の制限を新たに設ける。LPガスについては、引き続き持ち込みを禁じる。
今回のルール変更を発表したのは、JRの旅客各社6社、大手私鉄16社のほか、新京成電鉄、北総鉄道、東葉高速鉄道、埼玉高速鉄道、首都圏新都市鉄道の5社、仙台市、東京都、横浜市、京都市、大阪市、神戸市、福岡市の各交通局。JR各社では、2016年4月28日(木)にルールを変更し、他の社局では同日より順次変更するとしている。