JR東日本は6日、首都圏エリアの276駅を対象に駅ナンバリングを導入すると発表した。導入時期は、2016年10月1日から順次。
同社の駅ナンバリングは、首都圏エリアの電車特定区間にある276駅が対象。アルファベット2文字と数字2桁を組み合わせて使う。アルファベットは1文字目に「J」を、2文字目に路線名などに基づいたものを用い、電車特定区間にある16の路線や直通サービスを対象に、路線記号として設定。東海道本線は「JT」、山手線は「JY」などとする。数字の順は、東海道本線、山手線、京葉線などは東京駅から、埼京線は大崎駅からなど。複数の路線が交わる駅の場合は、路線ごとに駅ナンバリングを設け、東京駅は東海道本線が「JT01」、山手線が「JY01」などとする。山手線では、新駅設置を予定している品川~田町間は1つ番号を空け、品川駅は「JY25」、田町駅は「JY27」にする。横浜線や武蔵野線など、他の線区から直通する列車が走る路線では、起点となる駅からの数字から始め、東神奈川駅は「JH13」などにする。
駅ナンバリングは、路線記号と数字を路線カラーの枠で囲むデザインで表示。このほか主な乗り換え駅には、駅名をアルファベット3文字で表す「スリーレターコード」を設け、駅ナンバリングとあわせて表示する。スリーレターコードは21駅で設定。東京駅は「TYO」、新宿駅は「SJK」などで表す。
駅ナンバリングの導入時期は、2016年10月1日(土)から順次。ホームとホーム柱の駅名標に表示する。駅名の4か国語表記もあわせて導入し、新たに中国語の簡体字と韓国語の表記を追加する。