JR西日本と近畿日本鉄道は16日(水)、「Jスルーカード」と「パールカード」の発売を今年9月15日で終了すると発表した。
「ICOCA」や「PiTaPa」のICカードが普及したためで、発売箇所によってはカードの在庫が無くなりしだい、9月15日には全箇所で発売を終了する。Jスルーカードの発売終了後、当分の間は今までどおりに利用できるが、来年春に自動改札機・のりこし精算機での利用を終了する予定。近鉄バスと明石市営バスも同様に取り扱いを終了する。パールカードは、発売終了後も自動券売機・特急券自動発売機、のりこし精算機、窓口にて利用できるが、のりこし精算機での利用は、来年春に終了する予定。
Jスルーカードは直接改札機に投入できるカードで、1999年にJR西日本が導入し、2001年には近鉄も導入。JR西日本のアーバンネットワークエリアや、近鉄の青山町から西側の路線(一部路線を除く)で使用できる。パールカードは、1986年に近鉄が導入。近鉄全線の券売機や窓口できっぷの購入、のりこし精算機での精算に利用できる。
ICカードの普及により磁気カードが発売終了になったカードとしては、関東地区でのJR東日本の「イオカード」、関東私鉄各社局の「パスネット」がある。