JRグループ旅客各社は9日、ゴールデンウィーク期間中の主要路線の利用状況を発表した。熊本地震による影響で運転本数が減った九州新幹線を除き、各社新幹線、在来線はおおむね前年並みとなった。
集計の対象期間は、2016年4月28日(木)~5月8日(日)。利用のピークは、おおむね、前半は4月29日(金・祝)、後半は5月5日(木・祝)だった。
新幹線では、JR東日本の5つの新幹線が各線の単純合計で約378万人(前年比約99%)、東海道新幹線が約339万人(同101%)、山陽新幹線が約154万人(同101%)、北陸新幹線(JR西日本)が約31万人(同96%)だった。開業後最初の大型連休となった北海道新幹線は、約11万人が利用。並行する在来線特急などとの前年比で約193%となった。一方で、熊本地震の影響で運転本数を減らした九州新幹線は、博多~熊本間で約27万人(同82%)と減った。
在来線の特急列車では、JR東日本エリアの主要線区が約91万人(前年比約101%)、JR西日本エリアが約71万人(同102%)、JR九州の主要2線区(長崎本線・日豊本線)が約42万人(同100%)、JR四国エリアの主要4線区が約40万人(同98%)、JR北海道の主要3線区が約20万人(同96%)、JR東海エリアが約17万人(同101%)だった。
近距離の普通列車では、首都圏を含むJR東日本エリアで前年比103%、JR東海の名古屋圏で同94%、JR西日本の近畿圏で同105%、JR北海道の札幌駅で同95%となった。