JR東日本は8日、山手線に新型通勤電車E235系の量産車を投入し、2020年までに従来車両を置き換えると発表した。
E235系は、次世代の新型通勤電車として開発された車両。同社は、山手線に11両編成の量産車を導入し、あわせて49本539両を投入する。11両のうち1両は既存車両を改造。一部の編成では11両すべてを新造する。E235系の量産車は、2015年11月に営業運転を始めた量産先行車1編成の車両仕様を継承。量産車では、異常時などの情報を新たに、車内の液晶ディスプレイで4言語(日英中韓)での表示に対応するほか、2言語(日英)の音声放送でも提供する。
E235系量産車は、2017年春ごろより順次導入。2020年春ごろまでに投入を終える。2002年から2005年にかけて導入した現行の山手線車両E231系500代は、E235系の導入にあわせ、中央・総武緩行線に順次転用。転用改造工事を行うとともに、ホームドアに対応する保安装置などを取り付けるとしている。