JR西日本とJR九州は23日(水)、山陽新幹線と九州新幹線の相互直通車両のインテリアデザインを発表した。
「凛」をキーワードとした車内は、九州新幹線の800系車両と同様、客室内やデッキ等を木目調とし、和のイメージを表現している。グリーン席、指定席、自由席でそれぞれ異なる内装を設定し、グリーン席では重厚感を漂わせる木目調を、指定席では落ち着きのある優しさを漂わせた木目調を用いる。
グリーン車では座席にレッグレストや枕を設置するほか、指定席では「ひかりレールスター」用車両と同様の2+2列のシートを採用し、ゆとりある配置とした(自由席では2+3列シート)。N700系をベースとしており、指定席や自由席では窓際の各座席等に電源コンセントを用意する。また全席禁煙とし、喫煙ルームを設置する。車両は8両編成で、1~3号車が自由席、4~8号車が指定席、6号車の約半分の24席がグリーン席となる。
新型車両はJR西日本が19編成、JR九州が10編成を配備する。JR西日本が製作し、10月末に量産先行車の第1編成が完成する予定。