東京メトロは20日、丸ノ内線の旧500形車両をアルゼンチンから搬出したと発表した。今後、中野車両基地に搬入する。
今回の丸ノ内線旧500形車両は、1996年にアルゼンチン共和国ブエノスアイレス市に譲渡されたもの。現地で20年以上活躍した後、同国から搬出され、2016年7月11日(月)に横浜港の大黒ふ頭に到着した。同社では、順次中野車両基地に搬入。同基地などで、車体等の補修をし、鉄道技術発展に貢献した車両として保存、活用するとしている。
丸ノ内線旧500形車両は、1957年から造られた通勤型電車で、赤い車体に「サインカーブ」を施したデザインが特徴。ブエノスアイレスでは、丸ノ内線と走行条件が同じだったことから、原形をほぼ保った状態で運用されていた。