鉄道建設・運輸施設整備支援機構は22日、北海道新幹線の工事区間について、トンネルなどの工事計画を一部で変更すると発表した。
工事計画の変更は、北海道新幹線新函館北斗~札幌間の工事区間での2つのトンネル区間と、中間駅の倶知安駅が対象。環境面での影響などの検討結果や、北海道などからの要望を踏まえ、工事計画を変更する。新函館北斗~新八雲(仮称)間に設けるトンネルでは、村山トンネル(5265メートル)と渡島トンネル(2万6470メートル)を一体化し、3万2675メートルの渡島トンネル1本に変更。線路勾配を変え、当初計画よりも深い位置に変更する。長万部~倶知安の間の羊蹄トンネルでも、線路勾配を変更。同トンネルでは、水圧や水利用に関する影響を考慮し、地表面に近い位置に変える。
長万部~新小樽(仮称)間に設ける倶知安駅は、地平駅とする計画から、高架駅に変更する。