JR西日本福知山支社と豊岡市は1日、山陰本線城崎温泉駅をリニューアルすると発表した。
城崎温泉駅のリニューアルは、豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」の乗客などの出迎えに際し、同駅の魅力度を高めるために実施。外観は、3階建ての木造建築のイメージとし、白色の壁に、軒下、壁面上部、腰壁の3本の木質調のラインを入れたデザインにする。コンコースは、アール・デコ調のデザインを継承。コンコース床面には、大谿川(おおたにがわ)、玄武岩、柳をモチーフとしたデザインを施す。待合室は、温泉の浴室内をイメージしたデザインとし、豊岡市と城崎温泉の歴史を紹介するパネルを設ける。また、屋外用待合スペースとして、ラウンジを整備。大型キャリーバック対応のコインロッカーを設置する。このほか、コンコースには情報発信用のデジタルサイネージを、改札口付近には瑞風の乗客専用の出入口をそれぞれ設ける。4番のりばでは、上屋の美装化などを行う。
リニューアル工事は、2016年8月末に着工。同11月上旬の完成をめざす。