東京メトロは3日、新型の行先案内表示器を全線で導入すると発表した。
導入する新型行先案内表示器は、日本信号の薄型情報表示システム「HALF LCD eco」を採用したもの。現行のLEDから、フルカラー液晶ディスプレイに変えることで、より多くの情報を表示できるようにし、視認性も高める。表示器は、最大4段で表示。通常時は3段表示とし、上1段に先発列車の情報、3段目に列車の在線状況と各種案内、4段目に次発列車の情報を出すようにし、必要な情報を常に表示する。ダイヤ乱れなどがあった場合は4段表示とし、1段目に先発列車、2段目に在線状況、3段目に次発列車の各情報を表示。4段目にダイヤ乱れに関する情報を出す。行先の駅名の前には、先発、次発とも駅ナンバリングを表示する。対応言語は、現行の日本語、英語のほか、中国語(簡体字)と韓国語を追加。4言語を順に表示するようにする。
新型行先案内表示器は、2016年8月5日(金)に、日比谷線霞ヶ関駅で使用を開始。2016年度中に、日比谷線、千代田線、半蔵門線の各駅に順次導入する。同社では、全線全駅での導入を進め、2019年度までに設置を完了する予定。