鉄道コム

JR東海、新幹線橋りょう向け新型計測装置を開発

2016年8月26日(金)18時33分

計測装置(設置イメージ)
計測装置(設置イメージ)

JR東海は25日、東海道新幹線の鋼橋にかかる力を計測する装置について、係員による作業を省力化するタイプを開発したと発表した。

開発した計測装置は、東海道新幹線の鋼橋に生じる応力を測るもので、列車通過時に生じる力のデータを定期的に自動計測できるのが特長。従来は、係員が計測装置を設置するとともに、鋼橋内で列車通過時にデータを計測していたが、その作業をなくす。今回開発した装置は、1週間に1回、約20分間起動する条件設定に基づき、繰り返し起動し、応力を計測。測定した結果は、LEDの点灯パターンや無線等で、遠方からも確認ができる。また、内部バッテリーを使うことで、電源のない環境でも使用できるようにし、メンテナンスも省く。外部電源を使わず、鋼橋の応力を継続的に測る装置の実用化は国内初。同装置の稼働年数は8年以上としている。

同社では、今回の装置を2013年より導入。19か所の鋼橋に、計200台を設置し、計測を続けている。2016年10月以降は、共同開発した共和電業により、一般向けの販売も予定している。

2016年8月26日(金)18時33分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 越後線上所駅開業[2024年度末]
  • 常磐線各駅停車・南武線ワンマン運転導入[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

特急などの「座席反転率」

乗っていたら、いつの間にか座席の向きが逆に……。そんな特急・観光列車をご紹介します。

画像

出世した元一般型車両たち

特急・観光列車用に改造された、元一般型車両たち。大出世したさまざまな車両をご紹介します。

画像

「青胴車」2025年2月引退

阪神最後の「青胴車」5001形が、2025年2月にラストランと発表。12月以降はイベントを開催。

画像

ドクターイエロー2本並び

10月末に開催された、浜松工場のイベント。ドクターイエロー2本がならんだ模様などをご紹介。

画像

東武の車両「記録推奨度」

この車両、いつまで走る? 引退が危ぶまれる車両や、見た目が変わりそうな車両をご紹介。今回は東武編です。

画像

12月の鉄道イベント一覧

2024年も残りわずか。師走の鉄道旅行や撮影の計画には、鉄道コムのイベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。