JR東日本は6日、田町~品川間に設置する新駅の概要を発表した。
新駅は、鉄骨造りを基本とし、地上3階、地下1階にする。建物の高さは、約30メートル。駅舎の東西には大きなガラス面を取り付け、内部には約1000平方メートルの吹き抜けを設ける。2階のコンコース階には、イベントスペースを設置。同スペースの東側からは、車両基地が見渡せるようにする。3階には、ホームや街を眺められるテラスを整備する。建物の上部には、折り紙をモチーフとした長さ約110メートルの大屋根を設置。膜や木などの素材を使い、膜はランダムな形状になるようにする。膜材は日射の反射率の高いものを使用。大屋根には、消雪用の散水設備も取り付け、散水機能により、膜表面の温度も下げる。
ホームは、島式2面4線で、山手線と京浜東北線の各番線に可動式ホーム柵を設置。エスカレーターは各ホームに4基、改札内エレベーターは同2基設ける。改札口は、駅西側の南北各1か所に設置。改札外エレベーターも南北に1か所ずつ配備する。
新駅は、2020年春に暫定開業する予定。本開業は、同駅周辺の「街びらき」にあわせ、2024年ごろとしている。