JR東日本は8日、情報端末での決済サービス「Apple Pay」の開始にあわせ、ICカード「Suica」を同サービスで利用できるようにすると発表した。
Apple Payは、「iPhone 7」、「iPhone 7 Plus」、「Apple Watch Series 2」の各端末で利用できる決済サービス。JR東日本は、2016年10月の同サービス開始にあわせ、Suicaを利用できるようにする。iPhone 7の各端末では、手持ちのSuicaカード、Suica定期券の上に同端末を置くことで、Suicaの残額やSuica定期券の情報が転送される。複数のSuicaをApple Payに登録し、使い分けることもできるようにする。また、Apple Payで設定したクレジットカードを使い、Suicaへの入金や、Suica定期券の更新も可能にする。なお、端末を紛失した場合は、無記名式のSuicaでも、Suica定期券などと同様に残高が保証される。
同社は、Apple Payを使ったSuicaの利用方法やサービス内容などの詳細は、改めてホームページ等で案内するとしている。