国土交通省は26日、宇都宮のLRT整備事業の実施計画を認定した。
今回認定した軌道運送高度化実施計画は、宇都宮市、芳賀町、宇都宮ライトレールの3者が、2016年1月22日に申請していたもの。国土交通省は、同9月26日に同実施計画を認定した。計画では、宇都宮市、芳賀町を整備主体、宇都宮ライトレールを運行主体とする公有民営の上下分離方式で整備。宇都宮市宮みらい地区の「JR宇都宮駅東口」(仮称)~芳賀町下高根沢地区の「本田技研北門」(同)間、約14.6キロを優先整備区間とし、2016年度より整備事業を行う。整備費用は、概算で458億円。軌道施設として、停留場19か所、車両基地1か所などを整備するほか、低床車両17編成を導入する計画。ライトレールの運行開始時期は、2019年12月。朝・夕のピーク時に6分間隔、オフピーク時に10分間隔で運転する。所要時間は、快速列車で約38分、普通列車で約44分としている。
運行主体となる宇都宮ライトレールは、2015年11月に設立。行政51パーセント(宇都宮市、芳賀町)、民間49パーセント(地元の経済団体や交通事業者など)の割合で出資があった1億5000万円の資本金をもとに設立された。