JR四国は26日、土讃線に導入する観光列車「四国まんなか千年ものがたり」について、内装デザインと運転ダイヤを決定したと発表した。
四国まんなか千年ものがたりは、土讃線多度津~大歩危間で運転する観光列車。キハ185系3両編成を改造し、内装には徳島県産の木材を使用する。同社は今回、各車両の名称とデザインを決定。1号車は「春萌(はるあかり)の章」、3号車は「秋彩(あきみのり)の章」とし、それぞれ春、秋の色彩を採り入れたソファを配備する。座席は、1人用、2人用、4人用を配し、車窓を楽しめる配置にする。2号車は「夏清(なつすがし)・冬清(ふゆすがし)の章」とし、川や風の流れをイメージしたカラーリングを採用。床には、藍染めをモチーフにした色を入れる。車内設備では、長さ7メートルのロングソファーを配置し、同ソファに11の席を設置。曲線状のダイニングカウンターも配備する。3両全体の座席は、57席。
同社は、四国まんなか千年ものがたりの運転ダイヤも発表。下りの「そらの郷紀行」は、多度津駅10時21分発、大歩危駅12時48分着、上りの「しあわせの郷紀行」は、大歩危駅14時20分発、多度津駅17時16分着で運転する。両列車とも、途中の坪尻駅では停車時間を設け、ホームに下りられるようにする。
四国まんなか千年ものがたりの運転開始日は、2017年4月1日(土)。