JR西日本は12日、山陽新幹線の保守基地を岡山~相生間に新設すると発表した。
山陽新幹線の保守基地は、同新幹線の保守作業の拠点となるもので、新たに岡山~相生間に設置。岡山保守基地から東へ44キロ、姫路保守基地から西へ38キロの地点に設け、現行の両保守基地の間隔(82キロ)を縮める。新設する保守基地の予定地は、兵庫県赤穂市。用地面積は約2万3900平方メートルで、留置線を総延長で、約1.6キロ設ける。設備は、移動式のクレーン設備、バラストの積み込みなどを行う設備のほか、保守用車の検修庫や給油設備などを配備。同社は、基地の新設により、現行の作業時間(約60分)と比べ、最大で約3倍(約180分)の作業時間を確保できるとしている。
保守基地の新設は、山陽新幹線の開業以降、初。同基地の完成時期は、2021年3月を予定している。