東京メトロは4日、銀座線、東西線、半蔵門線のホームドア設置計画を前倒しすると発表した。
同社では以前より、全駅へホームドアを設置する計画を推進してきたが、8月に青山一丁目駅で発生した障害者の人身事故などを受けて、設置計画の前倒しを決定した。
当初計画では、銀座線、東西線、半蔵門線の各線について、2017年度から設置を開始し、銀座線は2018年度、東西線、半蔵門線は2020年度に設置を完了する予定だった。見直し後の計画では、銀座線の設置開始を2016年度末に早め、設置完了時期について、銀座線は2018年度上半期、東西線、半蔵門線は2019年度末へと変更する。
また、設置対象駅についても、障害者の利用客が多い駅を選定し、優先的に設置を進めるとしている。
同社では、運行する9路線のうち、すでに4路線にてホームドアの設置を完了している。設置計画の前倒しを決定した3路線の他に、日比谷線、千代田線についても、引き続き工程の前倒しを検討し、2022年度末にはホームドア設置率を87%とする予定。