JR九州は9日、熊本~人吉間に導入する観光列車「かわせみ やませみ」の車内デザインを決定したと発表した。
決定した車内デザインは、同列車の沿線を流れる球磨川や、球磨地方の森をイメージ。車内の基調色は、球磨川の翡翠(ひすい)色をモチーフとし、1号車の「かわせみ」車両は青、2号車の「やませみ」車両は緑を用いる。内装では、球磨地域林業振興・木材需要促進対策協議会から提供された地産のヒノキをカウンターやテーブルの一部に使うほか、床材などにスギを使用。座席は、リクライニングシート、ボックスシートのほか、窓向きに設置したカウンター席を設置する。また、客室内には、八代産のい草を使ったのれんを設ける。このほか、展望スペースや、軽食の提供や特産品の販売に使うサービスカウンターを設置する。
「かわせみ やませみ」は、2017年春ごろに導入。熊本~人吉間で毎日運転する。