札幌市交通局は9日、札幌市電の乗車運賃の変更認可を、国土交通省に申請した。
同局は、厳しい経営状況が続く中、事業の存続、サービスの維持・向上を目的として、国に値上げの認可申請を行った。申請どおり認められれば、2017年4月1日(土)に運賃改定に踏み切る。
申請運賃は、均一制で、大人の普通運賃が170円から200円へ30円値上げ。通勤定期運賃(1か月)は7550円から8040円、通学(大人)定期運賃(同)は5250円から5760円へとそれぞれ値上げする。
同局ではこの運賃改定による増収額を用いて、低床車両導入や停留場のバリアフリー化を増強していくとともに、路線のループ化等により増加した修繕・保守費に充てるとしている。