川崎重工業は17日、ニューヨーク州交通局傘下のメトロノース鉄道から、交直流通勤電車60両を受注したと発表した。
今回受注した60両の交直流通勤電車は、2011年から2015年にかけて同社が納入したM-8型電車の増備車両。利用客増加が著しいニューヘイブン線の輸送力増強に応じる。
また、既存のM-8型電車の車載信号装置の機能強化や、監視カメラなどの周辺機器調達など、改修工事も合わせて受注した。これらの受注総額は約320億円となる。
増備車両は、2019年から2021年にかけて引き渡す予定。川崎重工業は、鉄道車両の提供とストック型ビジネスの展開を、今後も積極的に行うとしている。