鉄道コム

路線維持の可否などを線区別に公表、JR北

2016年11月18日(金)19時51分

JR北海道は18日、同社単独で維持できる線区と、維持が困難な線区について発表した。

線区別概略
線区別概略

今回の発表は、同社の「持続可能な交通体系のあり方」に関する考えをまとめたもの。同社では、2016年7月に「当社単独では維持することが困難な線区」と「当社単独で維持可能な線区」を同年秋口までに発表するとの予告をしており、今回その方針を線区別に発表することとなった。

同社単独での維持が難しいとする線区は、13線区(約1237キロ)。すでに自治体などとの話し合いを始めている石勝線新夕張~夕張間、日高本線鵡川~様似間のほか、輸送密度200人未満の札沼線北海道医療大学~新十津川間、根室本線富良野~新得間、留萌本線深川~留萌間と、同200人以上2000人未満の宗谷本線名寄~稚内間、根室本線釧路~根室間、滝川~富良野間、室蘭本線沼ノ端~岩見沢間、釧網本線東釧路~網走間、日高本線苫小牧~鵡川間、石北本線新旭川~網走間、富良野線全線を対象とした。輸送密度200人未満の3線区は、バス等への転換について、沿線自治体などとの相談を始めるとしている。

同社単独での維持が可能とする線区は、8線区(約586キロ)。札幌圏を中心に、輸送密度4000人以上の線区を加え、小樽~旭川間、南千歳~帯広間、長万部~苫小牧~白石間などを挙げた。

このほか、宗谷本線旭川~名寄間、根室本線帯広~釧路間(合計約205キロ)について、第三セクターの北海道高速鉄道開発を関連させたうえで、維持可能とした。北海道新幹線新青森~札幌間(約360キロ)も同社が担うとしている。北海道新幹線の札幌開業に伴う経営分離区間(函館~小樽間)については、経営分離前までに施設のスリム化などを実施する。

2023年3月31日(金)14時14分更新

鉄道コムの最新情報をプッシュ通知でお知らせします無料で受け取りますか?

鉄道未来インデックス

  • 札幌市営地下鉄タッチ決済乗車実証実験開始[2025年春]
  • 蒲須坂駅・郵便局窓口業務一体化[2025年春頃]
  • 山陽電気鉄道カードタッチ決済乗車サービス提供開始[2025年春]
  • 京王井の頭線自動運転実証実験開始[2025年春]

鉄道コムおすすめ情報

画像

ラストランは2月10日

「青胴車」5001形は2月10日にラストラン。引退前の「乗車会」開催や、引退記念グッズ発売も。

画像

「T4編成」展示へ

1月で引退の「ドクターイエロー」T4編成、先頭車がリニア・鉄道館で保存へ。6月に展示開始予定。

画像

幻の東京圏「改良計画」とは?

1950年代の国鉄は、東京圏を今と違った形に改良する計画を持っていました。その中身とは?

画像

「サステナ車両」5月デビュー

元小田急の西武8000系が、車両基地を出場。デビューは2024年度末から2025年5月末に変更。

画像

撮影スタイルとレンズ選び

撮影スタイルにあったレンズ選びについて、プロカメラマンが解説! 今回は、標準~望遠・超望遠レンズ編です。

画像

1月の鉄道イベント一覧

2025年も鉄道コムをよろしくお願いします。1月の計画立案には、イベント情報をどうぞ。

画像

イベント投稿写真募集中!

鉄道コムでは、臨時列車や基地公開など、さまざまなイベントの投稿写真を募集中! 投稿写真一覧はこちら。