阪神電気鉄道は1日、阪神なんば線(西九条~近鉄難波間)の開業予定日を、2009年3月20日に決定したと発表した。
また同日、阪神なんば線の旅客運賃を、国土交通省と近畿運輸局に認可申請したことも公表した。
主要駅から近鉄難波駅までの、認可申請中の運賃は以下の通り。( )内は1か月の通勤・通学定期運賃。
三宮~近鉄難波間、400円(通勤15,720円、通学5,760円)。芦屋~近鉄難波間、370円(通勤14,750円、通学5,480円)。甲子園~近鉄難波間、350円(通勤13,520円、通学5,210円)。尼崎~近鉄難波間、320円(通勤11,990円、通学4,800円)。西九条~近鉄難波間、200円(通勤7,850円、通学3,230円)。なお、運賃には加算運賃が含まれている。
加算運賃は、西九条~近鉄難波の区間およびその他の区間とにまたがって乗車する場合に発生する。阪神なんば線の運賃に一定の金額を加算することで、新線建設にかかった設備投資費用の一部を利用者が負担する形となる。加算運賃は90円(通勤3,240円、通学1,350円)で、乗車区間が1~4キロの場合のみ60円(通勤2,160円、通学900円)となる。