JR東海は7日、無道床橋りょうにおける枕木の測量を行う装置について、3次元測量技術を用いた測量装置を開発したと発表した。
この装置は、レーザースキャナー、GPS、走行距離計等から構成され、自走可能な台車に搭載し、時速2キロで走行しながら測定できる。レーザースキャナーの位置や角度を変えて測定することで、誤差を1mm以内に収められる。また、1日当たりの測定距離は、作業員による測定と比べて約20倍となるほか、橋りょう上での不安定な姿勢を取る測定が不要となったため、効率的、かつ安全に作業が進められるとした。
今回の開発は、無道床橋りょうへの脱線防止ガードの導入によるもの。この装置を使用し、総延長24.4キロ、およそ3万本の枕木を交換するという。