JR東海は14日、東海道本線の一部駅へ、集中旅客サービスシステムを導入すると発表した。
今回導入される集中旅客サービスシステムは、2013年に武豊線に導入されたものと同じシステム。駅にカメラやインターホン、券面確認台などを設置し、オペレーターが遠隔で案内などを行えるようにする。これにより、現在早朝夜間等の駅係員不在時に行えなかったきっぷの購入、精算、ICカードへのチャージが列車運行中の全時間帯で可能となる。導入されるのは相見、幸田、三ケ根、三河塩津、三河三谷、三河大塚、愛知御津、西小坂井の計8駅で、幸田駅と三河三谷駅には他の導入駅へ出向く係員を配置する。
また、今回新たな設備として、幸田駅に遠隔サポート機能付き指定席券売機を設置する。これは従来の指定席券売機の機能に加えて、インターホンにてオペレーターが対応することで、証明書が必要なきっぷなども購入できるようにするもの。
JR東海は、2017年4月から工事を行い、10月から使用するとしている。工事費は約2.9億円。