JR東海は21日、東海道新幹線にて新型車掌携帯端末を導入すると発表した。
今回導入される端末は5代目。新型端末の特徴として、マルスシステムとの連携による発券、案内機能の充実、異常時の旅客に対する情報配信機能の強化、通信の信頼性及び端末の操作性向上がある。
マルスシステムとの連携による発券は、同システムに接続させるとともに磁気券情報読取機能と発券機能を連携し、車掌の作業を簡略化させる。案内機能の充実は、異常時の旅客に対する情報配信機能の強化は、指令所から乗務員への情報伝達に文字や写真などをリアルタイムで送信する機能を搭載し、旅客への情報提供を迅速かつ正確に行えるようにする。通信の信頼性及び端末の操作性向上は、従来の専用回線に加えて携帯電話回線を併用することで、異常時を含む通信の信頼性を確保するほか、端末の画面を大型化し、操作性と視認性を向上させる。
新型車掌携帯端末の導入は、2018年3月の予定。導入台数は約1260台で、システム改修費を含む投資額は約37億円。