川崎重工業は14日、台湾の台中市メトロ緑線向け車両の初編成を納入したと発表した。
台中市メトロ緑線は、2020年開業予定の台中市初の都市交通システム。全18駅(全長16.71キロ)の路線で、2両編成の車両が無人運転を行う。
台中市メトロ緑線のプロジェクトは、川崎重工業がフランスのアルストムや台湾の中鼎工程と共同で受注したもので、このうち川崎重工業はプロジェクトの中心として、車両製造やシステム管理などを担当する。
今回納入された編成は、緑線開業に向けて2017年5月より試運転を開始する。川崎重工業は、台湾高速鉄道などの納入実績を基に、今後も世界各国の交通インフラを担う鉄道車両を納入していくとしている。